画像・動画AIのプロンプトの書き方:5つの要素と書く順番
「何を、どこで、どんな光で、どんな画風で、どんな形で」。この5つを押さえるだけで、仕上がりは大きく安定します。
画像や動画を作るAIに渡す指示文を「プロンプト」と呼びます。AIはプロンプトに書かれていないことを、学習データの「ありがちな絵」で埋めます。思いどおりの画像を作るコツは、大事なことを抜けなく、ぶつからないように書くことです。
プロンプトに入れる5つの要素
| 要素 | 何を書くか | 例 | 診断での配点(画像) |
|---|---|---|---|
| 被写体 | 何が・誰が写るか | 赤い傘をさした少女、雪をかぶった山 | 35点 |
| 場所・背景 | どこにいるか | 夜の商店街、海辺 | 15点 |
| 時間・光 | 時間帯や光の状態 | 夕焼け、ネオンの光、木漏れ日 | 15点 |
| 雰囲気・画風 | 仕上がりの種類 | 写真風、水彩、アニメ調 | 20点 |
| 形式・構図 | 縦横比やカメラ位置 | 横長16:9、少し低い位置から | 15点 |
被写体の配点がいちばん高いのは、主役が決まっていないとAIが何を描くかを推測で埋めてしまい、仕上がりが大きくぶれるためです。風景だけを作りたい場合は、山や海などの風景そのものが被写体になります。
書く順番:大事なことから
多くのAIは、プロンプトの前のほうに書かれた言葉を重視します。おすすめの順番は次のとおりです。
- 被写体(誰が・何が、何をしているか)
- 場所・背景
- 時間・光
- 雰囲気・画風
- 形式・構図
長さの目安は、日本語で40〜120文字ほどです。短すぎるとAIの「ありがち」に任せる部分が増え、長すぎると後半が無視されやすくなります(失敗パターンNo.40)。
実例:1つのプロンプトを育てる
「赤い傘の少女」という一言から、診断ツールで点数を確かめながら要素を足していくと、次のように変わります。
| 段階 | プロンプト | 診断の点数 |
|---|---|---|
| 1 | 赤い傘の少女 | 35 |
| 2 | 赤い傘をさした少女が、雨の夜の商店街を歩いている | 65 |
| 3 | 赤い傘をさした少女が、雨の夜の商店街を歩いている。ネオンが水たまりに映る、映画のような色合い | 81 |
| 4 | (3に加えて)横長16:9、少し低い位置から | 96 |
点数は2026年10月12日時点の診断ツールの判定です。段階3と4では、失敗しやすいポイント2件(映り込み、看板の文字)の分が差し引かれています。

この例でも、「ネオン」と「映る」は失敗パターンの注意点に当てはまります(No.42 看板の謎の文字、No.27 映り込みのずれ)。「映画風」ではなく「映画のような色合い」と書いているので、No.41(画風の言葉の写り込み)は避けられています。実際の画像でも、看板の文字は読めない模様になっています。背景の看板程度なら気にならないことが多いので、注意点が出ても必ず直す必要はありません。
動画プロンプトのコツ
動画では、5つの要素に「動き」を1つ足します。動画AIは動きが多いほど崩れやすいので、1本の動画に入れる動きは1つが基本です。
3つの作り方の違い
| 作り方 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| 文章→画像 | いちばん基本。アイデアを形にしたいとき | 仕上がりは毎回変わる。何枚か作って選ぶ |
| 文章→動画 | 雰囲気のある短い映像を作りたいとき | 見た目の細部を指定しにくい |
| 画像→動画 | 見た目を決めてから動かしたいとき | 元の画像の質が、そのまま動画の質になる |



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